Tier 3 ドイツ 重戦車 Großtraktor - Krupp/ 略称: Gr. Tr. / 日本語表記:グローストラクトーア(大型トラクター) - クルップ
ざっくり説明すれば、ワイマール共和国*1版のMedium III。
前面車体装甲が傾斜しているので防御力はある程度あるように思われるが、最厚部でも僅か14mmしかないため重戦車とは思えない程防御力は低い。
その代わりに旋回速度や加速力は優秀な為、ストレスが溜まる事は少ないだろう。
1,200ゴールドで売却可能。
Medium IIIを乗りこなす人なら、この戦車も上手く操れるだろう。
基本性能(v7.1.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (ゴールド) |
Gr.Tr. | III | ドイツ | 重戦車 | 510 | 14/8/8 | 44/15 | 16.60 | 1,200 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 仰 俯 角 | |
IV | Kw.K. 37 L/24 A | 5.45 | AP HEAT | 78 110 | 120 100 | 654 545 | 0.50 | 2.2 | 102 | 30 2000 5 | 780 | +60° -12° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
III | Großtraktor - Krupp | 14/8/8 | 41 | 230 | 2,000 |
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射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
IV | BMW-Va | 250 | 20 | 450 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
III | Großtraktor - Krupp | 18.00 | 36 | 5,000 |
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概要
本来Tier1のL.trとセットで連用するべく生み出された戦車。
しかし本ゲームだとTier3に役定されたため、本来の連用を見ることは無い。本家では中戦車だが、こちらでは重戦車に分類されている。
分類上重戦車ではあるが最厚部でも装甲は14mmしかなく、車体上部の傾斜が厳しい部分くらいしか弾丸を弾くことは難しい。その車体上部でも左右にはさながらBB-8のようにポッコリした弱点が、正面には大きめの砲塔があるのでそちらに当たると弾がほぼ貫通してしまうので、装甲は実質無いようなものと考えて戦おう。
砲
- Kw.K. 37 L/24 A(旧名:7,5 cm Kw.K. 37 L/24)
本車の目玉の一つである主砲、以前はこのTierで200ダメージ前後を与えられる貫通力の高いHEを保有していたのだが、Ver5.5の低ティア車両の調整によってHEは没収されてしまった。
APとHEATをうまく使い分ければ格上を相手にしても火力は十分得られるが、装填が13秒且つ照準速度も長いため棒立ちで待つことは格下を相手にしても禁物。しっかりと擬似ターンで戦っていこう。ちなみに同等の武装を持つPz.IV Aより照準時問が0.3秒上回っている。
装甲
全面14mm、測面・背面8mmと豚飯、昼飯をしても防御力は得られないといえる。重戦車ではあるが、優秀な火力を活かしKV-2のように火カ支援をしていく立ち回りの方が向いている。
もちろん、車体の大きさから芋は戦犯である。
総評
重厚な見た目に反して機動性は良く、平地で30km/h以上は難なく出せる。また俯角も優秀で地形適応力も中々のものである。
「被弾率を抑える」ハルダウンの練習にも良い。
時には高めのHPを活かして敵弾に耐えつつアグレッシブに動き、高火力で敵にプレッシャーを与えていこう。
搭載している砲はPz.IV A型の最終砲と同一の7.5 cm L/24。山なりな弾道かつ、ゆーっくり飛ぶ弾だが、貫通すればかなりのダメージを見込める。
しかし装甲が紙の本車にとって、精度が悪く絞りに時間のかかる本砲は少し射撃にリスクが生じる。射撃の際は、相手の動きを見極めよう。
特徴
長所
- 高いHP
- 高火力の砲
- ゲーム内最高の仰角と十分な俯角
- 前時代的なルックスとは裏腹に充分な機動力
短所
- 薄すぎる装甲
- もろい弾薬庫
- KV-1もビックリのでかい図体
- そこそこ長い装填
- 榴弾が無く、課金弾がHEAT
歴史背景
Grosstraktor(グローストラクトーア)はヴァイマール政権下で計画・製造された試作戦車であり、第一次世界大戦後のドイツで初めての装甲車両であった。
第一次世界大戦の終了後、ヴェルサイユ条約によりドイツは軍備の開発を制限されたものの、「トラクター」の秘匿名称を用いた秘密の計画があり、これは装甲軍用車両と火砲の開発を行うものだった。
「トラクター」計画での車両開発は比較的大型の「重トラクター(Grosstraktor)」と小型の「軽トラクター」の2つに別れており、本車はその前者(より正確には前者の一種)である。
「重トラクター」はラインメタル社、ダイムラー・ベンツ社、クルップ社の3社がそれぞれ2両ずつの製造を行い、会社ごとに足回りの仕様が異なっていた。
ゲーム中の本車にわざわざ"Krupp"と社名がついているのはこの為であるが、足回り以外の機構や外観に差異があったかどうかは不明である*2。
これらの車輌は当時まだ関係が良好だったソビエト連邦内で試験が行われ、その後しばらくは訓練用として用いられたが、ナチ党が権力を増したのちに退役、モニュメントとして展示された。
何両が、またどの会社の車両が展示に回されたのかは不明*3。
1944年10月に行われた対戦車訓練の様子。標的役を務めるGrosstraktorが後方に見える。
この車両はラインメタル社製らしいのだが、ゲーム中のクルップ仕様と外観に大きな差異はなさそうに見える。
このGrosstraktorがモニュメントとして展示されていた車両なのかは不明*4。
ちなみにトラクターズの片割れ「軽トラクター」の方はどうなったかと言うと、泣けるストーリーでお馴染みのLeichttraktorである。
『解説』にもあるように、大小のトラクターは本来セットで運用する計画だったらしいのだが、ゲーム中ではTierが2つ離されてしまったため、いわゆる格差プラでさえ組むことが出来ない。
参考:Wikipedia日本語版
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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